用語集【3】雨漏りの専門用語
雨漏りが発生すると、業者から「防水層」「シーリング」「散水調査」など、普段耳にしない言葉が飛び交います。
この記事では、雨漏りに関する専門用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。修理の相談や見積もりの比較にお役立てください。
雨漏りの原因に関する用語
シーリング(コーキング)の劣化
外壁材の継ぎ目やサッシ周りに充填されたゴム状の防水材のことです。紫外線や温度変化の影響で、年月とともにひび割れ・やせ・はがれが発生します。雨漏りの原因として最も多い箇所のひとつです。
防水層の劣化
屋上やベランダの床面に施された防水処理のことです。ウレタン防水・FRP防水・シート防水などの種類があり、いずれも経年劣化によりひび割れや膨れが生じると雨水が浸入します。
棟板金の浮き
屋根の頂部にある金属製の板(棟板金)が、固定している釘の抜けや下地材の腐食により浮き上がる現象です。隙間から雨水が侵入し、屋根裏への雨漏りの原因になります。
外壁クラックからの浸水
外壁のひび割れ(クラック)から雨水が壁の内部に浸入する現象です。幅0.3mm以上の構造クラックは特に危険で、早急な補修が必要です。
笠木の劣化
ベランダの手すりや塀の上部に設置された仕上げ材(笠木)の劣化です。笠木の継ぎ目や取り付け部分から雨水が浸入し、外壁内部や室内への雨漏りを引き起こすことがあります。
取り合い部
屋根と外壁、外壁とベランダなど、異なる部材が接する箇所のことです。動きや素材の違いから隙間が生じやすく、雨漏りの発生しやすいポイントです。
雨漏りの調査方法
目視調査
専門家が建物の外部・内部を目で見て確認する基本的な調査方法です。屋根・外壁・ベランダ・サッシ周りなどの劣化状況を観察し、雨漏りの原因箇所を推定します。
散水調査
雨漏りが疑われる箇所にホースで水をかけ、室内への水の浸入を再現して原因箇所を特定する調査方法です。最も確実な雨漏り調査方法のひとつですが、時間と手間がかかります。
赤外線サーモグラフィー調査
赤外線カメラで建物の温度分布を撮影し、水分を含んで温度が低くなっている箇所を特定する調査方法です。壁を壊さずに雨漏りの経路を推定できるメリットがあります。
発光液調査(蛍光液調査)
紫外線で光る特殊な液体を雨漏りが疑われる箇所に流し、室内側でブラックライトを当てて浸入経路を追跡する調査方法です。複数の浸入経路がある場合に有効です。
防水工事の種類
ウレタン防水
液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成する工法です。複雑な形状にも対応しやすく、ベランダや屋上の防水に広く採用されています。耐用年数は約10〜12年です。
FRP防水
ガラス繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を使用した防水工法です。非常に硬くて強度が高いのが特徴で、ベランダの床防水に多く使用されます。耐用年数は約10〜15年です。
シート防水
塩化ビニールやゴムの防水シートを貼り付ける工法です。広い面積の屋上防水に適しており、均一な防水層が得られます。
アスファルト防水
アスファルトを染み込ませたシートを何層にも重ねて防水層を作る、最も歴史のある防水工法です。大規模な建築物の屋上に多く使用されます。
雨漏り修理の用語
シーリング打ち替え
劣化した既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する工事です。「打ち増し」(既存の上に追加する方法)もありますが、打ち替えのほうが確実です。
プライマー処理
シーリングを打つ前に、接着面に塗布する下地処理剤です。プライマーを塗ることでシーリング材と外壁材の密着性が高まり、早期のはがれを防ぎます。
トップコート
防水層の表面に塗布する保護塗料です。紫外線や摩耗から防水層を守り、防水層の寿命を延ばす役割があります。5年程度で塗り替えることが推奨されます。
雨仕舞(あまじまい)
雨水が建物内部に侵入しないようにするための、設計・施工上の工夫の総称です。屋根の勾配、水切り、雨樋の配置などがこれにあたります。
二次防水
屋根材や外壁材(一次防水)の内側にある防水層のことです。ルーフィング(防水シート)や透湿防水シートがこれにあたり、一次防水を突破した雨水を最終的にブロックします。
雨漏りに関するその他の用語
結露
空気中の水蒸気が冷たい壁や窓の表面で水滴になる現象です。雨漏りと間違えやすい症状ですが、原因と対処法がまったく異なります。天候に関係なく水滴が出る場合は結露の可能性が高いです。
内部結露
壁の内部や天井裏で発生する結露です。目に見えないため気づきにくく、放置すると木材の腐食やカビの発生、断熱材の劣化を引き起こします。
漏水(ろうすい)
雨水に限らず、給排水管の破損などにより水が漏れ出す現象の総称です。天井や壁にシミが出た場合、雨漏りか漏水かを見極めることが適切な修理への第一歩です。
まとめ
雨漏りは放置するほど被害が拡大し、修理費用も膨らみます。天井のシミ、壁紙のはがれ、カビの臭いなど、少しでも気になるサインがあれば、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
外壁堂では、雨漏りの無料調査を実施しております。世田谷区周辺で雨漏りにお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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