
2026年06月06日 更新
用語集【1】外壁塗装の専門用語
外壁塗装を検討する際、業者との打ち合わせや見積書で見慣れない専門用語に戸惑った経験はありませんか? この記事では、外壁塗装でよく使われる専門用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。塗装工事の相談や見積もり比較にぜひお役立てください。 塗料の種類 外壁塗装に使用される塗料は、主成分となる樹脂の違いによってグレードが分かれます。グレードが上がるほど耐久性が高くなり、価格も上がります。 アクリル塗料 もっとも安価な塗料で、発色の良さとツヤのある仕上がりが特徴です。耐久年数は5〜7年と短いため、現在は外壁塗装にはあまり使用されていません。短期間で塗り替える予定がある場合や、コストを最優先したい場合に選ばれることがあります。 ウレタン塗料 柔軟性と密着性に優れた塗料で、耐久年数は7〜10年程度です。木部や鉄部など、さまざまな素材に対応できる万能さが魅力ですが、外壁全体の塗装にはシリコン以上のグレードが主流になっています。 シリコン塗料 外壁塗装で最も多く採用されている塗料です。耐久年数は10〜15年で、価格と性能のバランスが良いことから、コストパフォーマンスに優れた選択肢として人気があります。 ラジカル制御型塗料 塗膜の劣化原因である「ラジカル」の発生を抑える技術を取り入れた塗料です。耐久年数は12〜16年程度。シリコン塗料とフッ素塗料の中間に位置し、近年注目を集めています。 フッ素塗料 耐久年数15〜20年の高耐久塗料です。紫外線や雨風に対する耐候性が非常に高く、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方におすすめです。商業ビルや大型建築にも多く採用されています。 無機塗料 セラミックやガラスなどの無機物を主成分とした塗料で、耐久年数は20年以上ともいわれます。燃えにくく汚れにくい特性がありますが、価格が高く、施工には高い技術力が求められます。 機能性塗料 遮熱塗料 太陽光(赤外線)を反射する機能をもつ塗料です。屋根や外壁に塗ることで、夏場の室内温度上昇を抑える効果が期待できます。冷房効率の改善や光熱費の節約にもつながります。 断熱塗料 熱の伝導を抑える機能をもつ塗料です。遮熱塗料が「熱を反射する」のに対し、断熱塗料は「熱を伝えにくくする」点が異なります。夏は涼しく、冬は暖かい室内環境づくりに効果的です。 光触媒塗料 紫外線の力で外壁表面の汚れを分解し、雨水で洗い流すセルフクリーニング機能を持つ塗料です。長期間にわたって外壁の美観を保てることが最大のメリットです。 防カビ・防藻塗料 カビや藻の発生を抑制する成分を配合した塗料です。日当たりの悪い北面や、湿気が多い場所の外壁に特に効果的です。 弾性塗料 ゴムのように伸び縮みする柔軟性を持つ塗料です。外壁にひび割れ(クラック)が発生しても、塗膜が伸びて追従するため、雨水の侵入を防ぐ効果があります。モルタル外壁との相性が良い塗料です。 塗料の分類 水性塗料・油性(溶剤)塗料 水性塗料は水で薄める塗料で、臭いが少なく環境に優しいのが特徴です。油性塗料(溶剤塗料)はシンナーで薄める塗料で、密着性や耐久性に優れますが臭いが強くなります。近年は水性塗料の性能が大幅に向上しており、住宅の外壁塗装では水性が主流です。 1液型・2液型 1液型はそのまま使える塗料、2液型は主剤と硬化剤を混ぜて使う塗料です。2液型のほうが密着性や耐久性に優れますが、混合の手間と技術が必要です。 塗装の工程 高圧洗浄 塗装前に、高い水圧で外壁表面の汚れ・コケ・カビ・古い塗膜などを洗い流す作業です。しっかり汚れを落とすことで、新しい塗料の密着性が格段に高まります。 下地処理(下地調整) 塗装前に外壁の状態を整える作業の総称です。ひび割れの補修、コーキングの打ち替え、ケレン作業などが含まれます。塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する、非常に重要な工程です。 ケレン作業 サンドペーパーやワイヤーブラシなどを使い、古い塗膜のはがれ、サビ、汚れなどを手作業で除去する工程です。鉄部の塗装では特に欠かせない作業で、下地処理の中でも最も手間がかかります。 養生(ようじょう) 塗装しない部分(窓・玄関ドア・車・植木など)をビニールシートやマスキングテープで保護する作業です。塗料の飛散を防ぎ、きれいな仕上がりを実現するために欠かせません。 下塗り 塗装工程の最初のステップです。シーラーやプライマーといった下塗り材を塗り、外壁と上塗り塗料との密着性を高めます。下塗りを省くと塗料がうまく定着せず、早期のはがれや膨れの原因になります。 中塗り 下塗りと上塗りの間に行う工程です。上塗りと同じ塗料を使うのが一般的で、塗膜に厚みを持たせることで耐久性と仕上がりの美しさを向上させます。 上塗り 塗装の最終仕上げとなる工程です。色やツヤを決定し、紫外線や雨風から外壁を守る役割を担います。外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。 下塗り材の種類 シーラー 吸水性の高い外壁(モルタルやコンクリートなど)に使用される下塗り材です。下地の吸い込みを抑え、上塗り塗料との密着を助けます。 プライマー 金属面やツルツルした素材に使用される下塗り材です。塗料が密着しにくい素材でもしっかり接着させる役割があります。 フィラー 外壁の細かいひび割れや凹凸を埋めて、表面を平らに整えるための下塗り材です。モルタル外壁の補修に多く使われます。 外壁の劣化症状 チョーキング現象(白亜化) 外壁を手で触ると白い粉が付着する現象です。紫外線や雨風によって塗膜の樹脂が分解され、顔料がむき出しになることで起こります。塗り替えのサインとして最もわかりやすい症状です。 クラック(ひび割れ) 外壁に発生するひび割れの総称です。放置すると雨水が内部に浸入し、建物の構造部分を傷める原因になります。 ヘアークラック 幅0.3mm以下の髪の毛ほどの細いひび割れです。塗膜の経年劣化で発生することが多く、初期段階であれば塗装で補修可能です。 構造クラック 幅0.3mm以上の大きなひび割れで、外壁材自体や建物の構造に問題がある可能性を示します。放置は危険なため、早急な専門業者による点検が必要です。 塗膜の膨れ・はがれ 塗膜が外壁から浮き上がったり、はがれ落ちたりする症状です。下地処理の不良や塗料の密着不足、経年劣化などが原因で発生します。 コケ・カビ・藻の発生 日当たりの悪い面や湿気の多い場所で発生しやすい症状です。塗膜の防水機能が低下しているサインでもあり、放置すると外壁材の劣化を早めます。 シーリング(コーキング)の劣化 外壁材の継ぎ目に充填されたシーリング材がひび割れたり、やせ細ったり、はがれたりする症状です。雨水浸入の原因になるため、塗装と同時に補修するのが一般的です。 外壁材の種類 窯業系サイディング セメントと繊維質を混合して板状に成形した外壁材で、日本の住宅で最も多く使われている外壁材です。デザインのバリエーションが豊富で、レンガ調・タイル調・木目調などさまざまな意匠が選べます。 金属サイディング ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属で作られた外壁材です。軽量で建物への負担が少なく、カバー工法(重ね張り)にも適しています。 モルタル外壁 砂・セメント・水を練り合わせて塗り上げる外壁です。継ぎ目のないシームレスな仕上がりが特徴ですが、ひび割れ(クラック)が発生しやすい性質があります。 ALCパネル 軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)の略称です。軽量でありながら耐火性・断熱性・遮音性に優れた外壁材で、ビルやマンションに多く使用されています。 建物の部位 軒天(のきてん) 屋根の裏側、外壁から外側に突き出た部分の天井面です。湿気がこもりやすく劣化しやすい部位で、通気性の確保と定期的な塗装が重要です。 破風(はふ) 屋根の妻側(横から見た三角形の部分)に取り付けられた板のことです。雨風から建物を守る役割がありますが、風雨の影響を受けやすく塗装による保護が必要です。 鼻隠し(はなかくし) 屋根の軒先に沿って取り付けられた板で、雨樋の取り付け下地にもなっています。破風と同様に塗装によるメンテナンスが欠かせません。 笠木(かさぎ) ベランダの手すりや塀の上部に設置される仕上げ材です。雨水の浸入を防ぐ重要な役割がありますが、劣化すると雨漏りの原因になることがあります。 雨樋(あまどい) 屋根に降った雨水を集めて排水する設備です。外壁塗装の際に一緒に塗装することが多い付帯部のひとつです。 水切り(みずきり) 基礎と外壁の境目に設置された金属製の部材です。雨水が基礎部分に流れ込むのを防ぐ役割があります。 施工に関する用語 足場 外壁塗装の際に、作業員が安全に作業できるよう建物の周囲に組み立てる仮設構造物です。足場の設置・撤去費用は工事費全体の約15〜20%を占めます。 飛散防止ネット(メッシュシート) 足場の外側に張るネットで、塗料や洗浄水の飛散を防ぎます。近隣への配慮として必ず設置されます。 タスペーサー スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の塗装時に使用する小さな部材です。屋根材の重なり部分に挟み込み、塗料で隙間が埋まるのを防いで雨水の排水経路を確保します。 縁切り(えんぎり) スレート屋根の塗装後、屋根材の重なり部分にたまった塗料を切り、排水用の隙間を確保する作業です。近年はタスペーサーの使用が主流になっています。 カバー工法(重ね張り) 既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る工法です。既存外壁の撤去が不要なため、工期の短縮とコスト削減ができます。 見積書でよく見る用語 ㎡(平米)単価 1平方メートルあたりの施工費用です。塗装面積×㎡単価で各工程の費用が算出されます。見積書を比較する際の重要なポイントです。 付帯部塗装 外壁や屋根以外の部分(軒天・破風・雨樋・雨戸・水切りなど)の塗装を指します。見積書では外壁塗装とは別項目で記載されることが多いです。 仮設工事 足場の設置・撤去、飛散防止ネットの設置など、塗装作業のための一時的な工事を指します。 まとめ 外壁塗装の専門用語は数多くありますが、基本的な用語を知っておくだけで業者との打ち合わせがスムーズになり、見積書の内容も理解しやすくなります。 わからない用語や気になる点がございましたら、お気軽に外壁堂までご相談ください。世田谷区を中心に、経験豊富なスタッフが丁寧にご説明いたします。 ▶ 外壁塗装・屋根塗装のご相談は外壁堂まで外壁塗装

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