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用語集【2】屋根塗装の専門用語

屋根塗装 2026.06.06 (Sat) 更新

屋根塗装を検討する際、「カラーベスト」「タスペーサー」「縁切り」など、聞き慣れない専門用語が次々と出てきて戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、屋根塗装でよく使われる専門用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。業者との打ち合わせや見積もりの比較にぜひお役立てください。

屋根材の種類

スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)

セメントと繊維を混ぜて薄い板状に成形した屋根材です。「カラーベスト」「コロニアル」は商品名ですが、スレート屋根の代名詞として広く使われています。軽量で施工しやすいため日本の戸建住宅で最も多く使われている屋根材ですが、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

セメント瓦(モニエル瓦)

セメントを主成分とした瓦で、粘土瓦に比べて安価です。モニエル瓦はその代表的な商品名です。表面のスラリー層(着色層)が劣化すると塗膜が密着しにくくなるため、塗装時には入念な下地処理が不可欠です。

粘土瓦(日本瓦・洋瓦)

粘土を高温で焼成した伝統的な屋根材です。耐久性が非常に高く、基本的に塗装の必要はありません。ただし、漆喰の補修や瓦のズレ直しなどのメンテナンスは必要です。

ガルバリウム鋼板

アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金でめっきされた鋼板です。軽量で錆びにくく、耐久性に優れた金属屋根材として近年人気が高まっています。カバー工法(重ね葺き)にもよく使われます。

トタン屋根

亜鉛めっきを施した薄い鋼板で作られた屋根材です。安価ですが錆びやすく、定期的なサビ止め塗装が欠かせません。近年はガルバリウム鋼板への葺き替えが増えています。

アスファルトシングル

ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に砂粒を付着させた屋根材です。北米で広く普及しており、柔軟で複雑な屋根形状にも対応できます。

屋根の形状

切妻屋根(きりづまやね)

本を伏せたような三角形の最もシンプルな屋根形状です。雨水が流れやすく、換気もしやすいため、外壁への雨の影響が少ないのが特徴です。

寄棟屋根(よせむねやね)

四方向に傾斜がある屋根形状です。耐風性に優れていますが、棟(むね)の数が多いため、棟部分のメンテナンスに手間がかかります。

片流れ屋根(かたながれやね)

一方向だけに傾斜した屋根形状です。シンプルでモダンなデザインが特徴ですが、雨水が一方向に集中するため、雨樋の負担が大きく、軒のない側の外壁が劣化しやすい傾向があります。

陸屋根(ろくやね・りくやね)

ほぼ平らな屋根形状です。屋上として利用できるメリットがありますが、水はけが悪いため防水工事が特に重要になります。

屋根の部位

棟(むね)

屋根の頂上部分のことです。棟板金や棟瓦で覆われており、ここが劣化すると雨水が侵入しやすくなります。

軒先(のきさき)

屋根の下端、雨樋がついている部分です。雨水や紫外線の影響を受けやすく、劣化が進みやすい部位です。

ケラバ

切妻屋根の妻側(三角形の壁面側)にある、屋根が外壁より突き出した部分です。雨仕舞の観点から重要な部位で、板金やケラバ瓦で保護されています。

谷(たに)

二つの屋根面が交わるV字型の部分です。雨水が集中するため雨漏りが発生しやすい箇所で、定期的な点検と補修が必要です。

野地板(のじいた)

屋根材の下に敷かれた下地の板です。防水シート(ルーフィング)の上に屋根材が載る構造になっています。雨漏りが長期間続くと野地板が腐食し、大規模な修繕が必要になります。

屋根塗装の工法・技術

タスペーサー

スレート屋根の塗装時に使用する小さな樹脂製の部材です。屋根材の重なり部分に挿入し、塗料で隙間が埋まるのを防ぎます。隙間を確保することで雨水の排水経路と通気性を維持します。

縁切り(えんぎり)

スレート屋根の塗装後、屋根材の重なり部分に詰まった塗料をカッターなどで切り、排水用の隙間を確保する作業です。近年はタスペーサーを事前に挿入する方法が主流で、縁切り作業自体は減少傾向にあります。

カバー工法(重ね葺き)

既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて葺く工法です。撤去費用がかからず工期も短いのがメリットですが、屋根の総重量が増えるため、耐震性への影響を考慮する必要があります。

葺き替え(ふきかえ)

既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する工法です。費用は高くなりますが、下地(野地板や防水シート)の状態も確認・補修できるため、最も確実なリフォーム方法です。

屋根の劣化症状

色あせ・退色

紫外線や雨風の影響で屋根材の色が薄くなる現象です。塗膜の劣化が始まっているサインで、放置するとさらに深刻な劣化につながります。

コケ・カビの発生

屋根材の防水性が低下すると、表面に水分が溜まりやすくなり、コケやカビが繁殖します。特に北面や日陰になる部分に発生しやすい症状です。

棟板金の浮き・はがれ

屋根頂部の棟板金を固定している釘が、温度変化による膨張・収縮で徐々に抜けてくる現象です。放置すると強風で板金が飛散したり、雨水が侵入したりする危険があります。

スレートのひび割れ・欠け

経年劣化や踏み割れによってスレート屋根材にひびや欠けが生じる症状です。部分的であれば補修可能ですが、広範囲の場合はカバー工法や葺き替えが必要になります。

ルーフィング(防水シート)の劣化

屋根材の下に敷かれた防水シートが劣化すると、屋根材の隙間から入った雨水が室内に侵入します。雨漏りの根本原因となるため、葺き替え時には必ず新しいルーフィングに交換します。

まとめ

屋根は外壁以上に過酷な環境にさらされるため、適切な時期にメンテナンスを行うことが建物を長持ちさせる鍵です。

屋根の状態が気になる方は、外壁堂の無料屋根診断をぜひご利用ください。世田谷区を中心に、経験豊富なスタッフが丁寧に点検・ご説明いたします。

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