用語集【6】外壁材の種類
ご自宅の外壁がどんな素材でできているかご存じですか?外壁材の種類によって、塗装の方法・タイミング・費用は大きく変わります。
この記事では、外壁材の種類と特徴に関する専門用語をわかりやすく解説します。
サイディング系外壁材
窯業系サイディング(ようぎょうけい)
セメントと繊維質を混合し、工場で板状に成形した外壁材です。日本の戸建住宅の約70〜80%で使用されている、最も普及した外壁材です。レンガ調・タイル調・木目調・石目調など、デザインのバリエーションが非常に豊富です。
塗装の目安:築7〜10年で最初の塗り替え。シーリングの劣化にも注意が必要です。
金属サイディング
ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属で作られた外壁材です。軽量で建物への負担が少なく、耐震性にも優れています。金属ならではのシャープなデザインが特徴で、カバー工法(重ね張り)にもよく使われます。
塗装の目安:築10〜15年。錆が発生する前に塗り替えるのがポイントです。
樹脂サイディング
塩化ビニール樹脂で作られた外壁材です。北米では広く普及していますが、日本ではまだ少数です。錆びない・腐食しない・塗り替え不要という大きなメリットがありますが、デザインの選択肢は限られます。
木質系サイディング
天然木に塗装を施した外壁材です。自然素材ならではの温かみのある風合いが魅力ですが、耐火性・耐久性に課題があり、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
塗り壁系外壁
モルタル外壁
砂・セメント・水を練り合わせ、左官職人が塗り上げる外壁です。継ぎ目(目地)のないシームレスな仕上がりが特徴ですが、ひび割れ(クラック)が発生しやすいという弱点があります。築20年以上の住宅に多く見られます。
塗装の目安:築8〜10年。弾性塗料やフィラーで補修しながらの塗装が一般的です。
ジョリパット
アイカ工業が製造するデザイン塗材(意匠性仕上げ材)の商品名です。コテやローラーでさまざまな模様や質感を自由に作り出せるため、個性的な外観にしたい方に人気があります。塗り替え時は同じ質感を再現する技術が必要です。
漆喰(しっくい)
消石灰を主原料とした伝統的な塗り壁材です。調湿性・防火性に優れ、独特の白く美しい仕上がりが特徴です。一般的な塗料での塗り替えはできず、漆喰の塗り直しや専用塗料が必要になります。
珪藻土(けいそうど)
珪藻の化石を原料にした塗り壁材で、優れた調湿性能が最大の特徴です。主に室内壁に使われますが、外壁に施工されることもあります。
コンクリート系外壁材
ALCパネル
Autoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の略称です。内部に無数の気泡を含み、通常のコンクリートの約1/4の重さでありながら、耐火性・断熱性・遮音性に優れています。
塗装の目安:築10年前後。吸水性が高いため、防水性能を維持する塗装が重要です。
RC(鉄筋コンクリート)外壁
鉄筋とコンクリートで構成された外壁です。マンションやビルに多く使われます。クラックや爆裂(内部の鉄筋が錆びてコンクリートを押し出す現象)に注意が必要です。
コンクリートブロック
コンクリートを型に流し込んで作ったブロックを積み上げた外壁です。塀や倉庫などに使われることが多く、吸水性が高いため、塗装による防水保護が重要です。
サイディングの構造に関する用語
目地(めじ)
サイディングボード同士の継ぎ目(隙間)のことです。ここにシーリング材を充填して防水処理を行います。外壁塗装と同時にシーリングの打ち替えを行うのが一般的です。
通気工法
外壁材と建物の構造体(柱や断熱材)の間に通気層(空気の通り道)を設ける施工方法です。2000年以降の住宅では標準的に採用されており、壁内の湿気を排出して結露やカビの発生を防ぎます。
直張り工法(じかばり)
通気層を設けずに、外壁材を直接下地に張り付ける施工方法です。2000年以前の住宅に多く見られます。壁内に湿気がこもりやすいため、塗り替え時には透湿性の高い塗料を選ぶ必要があります。
透湿防水シート
外壁材の裏側に張られたシートで、雨水は通さず湿気(水蒸気)は通す機能を持っています。外壁の防水と壁内の通気を両立する重要な部材です。
外壁材の劣化に関する用語
反り・浮き
サイディングボードが熱や水分の影響で変形する現象です。直張り工法の住宅で発生しやすく、ボードの端が反り上がったり、壁面から浮いたりします。軽度であればビス固定で補修可能ですが、重度の場合は張り替えが必要です。
爆裂(ばくれつ)
コンクリートやALCパネルの内部にある鉄筋が錆びて膨張し、外壁材を内側から破壊する現象です。表面にひび割れや膨れが現れたら、早急な補修が必要です。
エフロレッセンス(白華現象)
コンクリートやモルタルの表面に白い結晶が浮き出る現象です。内部の石灰分が水に溶け出し、表面で乾燥して結晶化したものです。美観は損ないますが、構造的な問題は少ないことが多いです。
まとめ
外壁材の種類によって、適切な塗料や施工方法は異なります。まずはご自宅の外壁材が何であるかを把握し、それに合った適切なメンテナンスを行うことが大切です。
「うちの外壁は何でできているの?」という方も、外壁堂の無料診断で確認できます。お気軽にご相談ください。

ご来店予約
お問い合わせ


