用語集【8】劣化のサイン
「うちの外壁、そろそろ塗り替えが必要?」——そう気になり始めたら、まずは外壁にどんな劣化症状が出ているかチェックしてみましょう。
この記事では、外壁の劣化サインに関する専門用語をわかりやすく解説します。ご自宅の外壁と照らし合わせて、塗り替え時期の判断にお役立てください。
初期の劣化サイン(築5〜8年で発生しやすい)
色あせ・退色(たいしょく)
紫外線の影響で外壁の色が薄くなったり、くすんだりする現象です。新築時と比べて明らかに色が変わっていたら劣化が始まっているサインです。見た目の問題だけでなく、塗膜の保護機能も低下し始めています。
チョーキング現象(白亜化)
外壁を手のひらで触ったときに白い粉が付着する現象です。紫外線によって塗膜中の樹脂が分解され、顔料がむき出しになることで起こります。塗り替えのサインとして最もわかりやすい症状で、この段階で塗り替えるのが理想的です。
ツヤ引け
艶ありの塗料で塗装した外壁から光沢が失われる現象です。新築や塗り替え直後はピカピカだった外壁が徐々にマットになっていくのは、塗膜の表面劣化が進んでいる証拠です。
中期の劣化サイン(築8〜12年で発生しやすい)
ヘアークラック
幅0.3mm以下の髪の毛ほどの細いひび割れです。塗膜の経年劣化によって発生するもので、モルタル外壁に多く見られます。この段階であれば塗装だけで補修可能なケースがほとんどです。
コケ・カビ・藻の発生
外壁の表面にコケ(緑色)・カビ(黒色)・藻(茶〜緑色)が付着する症状です。日当たりの悪い北面や、湿気の多い場所に特に発生しやすくなります。塗膜の防水機能が低下しているサインです。
シーリング(コーキング)のひび割れ
サイディングの継ぎ目やサッシ周りに充填されたシーリング材に細かいひびが入る症状です。紫外線によってシーリング材が硬化・収縮することで発生します。ここから雨水が侵入するリスクが高まります。
シーリングの肉やせ
シーリング材が経年劣化により痩せて(薄くなって)、目地の奥に引っ込んでしまう現象です。ひび割れよりも深刻な劣化で、打ち替え(全撤去+新規充填)が必要です。
深刻な劣化サイン(築12年以上で発生しやすい)
構造クラック
幅0.3mm以上、深さも数mm以上ある大きなひび割れです。外壁材自体や建物の構造に関わる問題がある可能性を示しており、塗装だけでは対処できないケースもあります。早急に専門業者に診断を依頼しましょう。
塗膜の膨れ
塗膜が外壁面から風船のように膨らむ症状です。下地処理の不良、水分の侵入、前回の塗装時の乾燥不足などが原因です。膨れた部分から雨水が侵入しやすくなるため、早めの補修が必要です。
塗膜のはがれ(剥離)
塗膜が外壁からめくれ上がったり、ポロポロとはがれ落ちたりする症状です。外壁が直接雨風にさらされている状態で、最も深刻な塗膜劣化のひとつです。できるだけ早く塗り替えが必要です。
サイディングの反り・浮き
サイディングボードが熱や水分の影響で変形し、端が反り上がったり壁面から浮いたりする症状です。特に直張り工法(通気層なし)の住宅で発生しやすく、ビス固定や張り替えでの補修が必要です。
鉄部の錆(さび)
手すり・雨戸・水切り・換気フードなどの金属部分に錆が発生する症状です。放置すると錆が広がり穴が開くこともあるため、ケレン作業で錆を除去し、錆止め塗料を塗布してから上塗りします。
放置すると起きる深刻な問題
雨水の浸入
クラックやシーリングの劣化から雨水が壁の内部に侵入し、柱や土台などの構造材を腐食させます。建物の寿命を大幅に縮める原因になります。
シロアリ被害
雨水の浸入で木材が常に湿った状態になると、シロアリが好む環境になります。外壁の劣化がシロアリ被害につながるケースは少なくありません。
断熱性能の低下
壁内に水分が侵入すると断熱材が水を吸って性能が著しく低下します。冷暖房効率が悪くなり、光熱費の増加にもつながります。
資産価値の低下
外壁の劣化を放置すると建物の美観が損なわれるだけでなく、不動産としての資産価値も下がります。定期的なメンテナンスは資産を守ることにもつながります。
まとめ
外壁の劣化は「気づいたときが塗り替えどき」です。チョーキングやヘアークラックなど初期症状の段階で塗り替えれば、費用も工期も最小限で済みます。
外壁堂では、ご自宅の外壁を無料で診断するサービスを実施しております。「うちは大丈夫かな?」と気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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